ランドセルの素材

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クラリーノの強度
強い順に並べると

(強い)
クラリーノ タフロック
 ↑↑
クラリーノ レミニカ
 ↑↑
クラリーノ F
 ↑↑
クラリーノ
(軽い)

 かなり昔は、ランドセルといえば牛革でした。しかし重いのと、雨に弱く、型崩れしやすいのが特長でした。そこから学んだ素材がクラリーノです。クラリーノというのは人工皮革ですが、まさにランドセル仕様の素材で機能的です。

クラリーノは軽い
 クラリーノ素材の一番の良さは軽量なところです。新一年生の小さな身体に背負わせるのに、わざわざ重たいものを親は選びません。中に勉強道具や学校生活のものが一式入ることを考えると、ランドセルそのものは軽量が一番と思いますよね。デザインや収納が一緒くらいであれば、いくつかの候補を持ってみて軽いのを選ぶのが心理です。

クラリーノは手入れが簡単
 小学生に「ランドセルを大切に丁寧に扱ってね」と言っても難しいものです。学校の帰りに何をしてきたのか泥だらけとか、結構有り得ます。6年間できれば綺麗に使って欲しいものです。クラリーノならば乾拭きでさっと落ちるので、面倒な手入れは要りません。

雨が降っても強い
 雨が降れば当然傘を差したり合羽を着て学校へいくことになりますが、どうしてもちょっと濡れたりします。特に新一年生は傘を差すのも危なくて、ランドセルは雨からノーマークだったりします。基本的に革製品は雨にあたると劣化や型崩れを起すので、雨に強い素材が望まれますね。表面着色ではなく素材に着色しているので色落ち・色はげもないので長く綺麗に使えます。

他の素材よりも安い
 多数の利点を兼ね備えながらも、クラリーノは他の素材よりリーズナブルです。入学時にランドセルだけでなく揃えるものが沢山あることを考えると、非常に嬉しい素材でしょう。また、クラリーノにも種類があって、それぞれに特色があります。
 軽さ・風合い・耐久性を三つの柱として考えた場合、普通のクラリーノはダントツで軽さ勝負な感じです。他にクラリーノFという素材がありますが、軽さ+風合いも良くなっています。風合いはクラリーノが天然素材に劣る点ですが、それをクリアした形ですね。
クラリーノ・レミニカやタフロックなどは、合成皮革を形成している繊維が細かいので、しなやかで傷が付きにくく、耐久性に優れています。

軽くてキレイと評価の高い人工皮革の代表クラリーノと、一頭の馬から僅かしかとれないお尻の皮コードバンを比べて見ました。

クラリーノ黒ランドセル
クラリーノは軽くてキレイで低価格
人工皮革のクラリーノは軽くて低価格であることで、一番人気のランドセル素材です。年々進化しているので、人工皮革と言えどもその表面は本物の革のようにつややかでキレイです。






コードバンはやっぱり最高
コードバン黒ランドセル
皮革の王様コードバン、品格のある艶といい、なめらかな触り心地といい、人工皮革のクラリーノとは格段に品格のある魅力的な素材です。値段の違いは十分に違いとして感じられます。つやにしても、品のある自然なツヤで、クラリーノとは一味二味も違います。

ランドセルには色々な素材があります。大きく分けて3種類です。ここでは素材の違いを比較してみましょう。


クラリーノ

クラリーノというのは天然皮革の構造と独特の性能を再現した人工皮革のことです。クラリーノは軽くて丈夫、雨や汚れにも強いのでランドセルにはまさに好適の素材といえるでしょう。さらにクラリーノはさらに4種類に分かれます。

クラリーノ:最軽量のタイプ。オリジナル<クラリーノ>

クラリーノF:オリジナルに比べてしなやかさや革らしい風合いに優れています。

レミニカ:最表層の高耐傷性ウレタンが特徴で耐磨耗性・耐傷性・耐久性に優れています。

タフロック:厚い高密度ウレタン層の最表面に特殊処理を施し平滑性・耐磨耗性・耐傷性・耐久性を向上させた素材です。

(クラレサイト『クラリーノタウン』を参考にしています)


牛革

ランドセルに用いられる牛革は主に生後36ヶ月以内に去勢された2才以上のオスの成牛「ステア」の革が使われています。頑丈で馴染みやすく使うほどに革の風合いが出て革独自の高級感があります。最近の天然皮革はクラリーノには及ばないもののだいぶ軽くなり、防水性もあります。傷にも強いです。


コードバン

コードバンとは馬のお尻の革のことです。1頭からランドセル2個分しかとれないという大変貴重なもので、光沢感があり、繊維がとても緻密で丈夫、耐久性は牛革よりも強いです。


どれを選べばいいのでしょうか

近年では約7割以上、クラリーノのランドセルが選ばれていますが、先輩ママの口コミでは6年生になってもピカピカで恥ずかしいという声もあります。お子様は素材など気にはしないので親御さんがどの素材を持たせたいかで決まってくると思われます。実際背負ってみると牛革でもそれほど重く感じないものも多いようです。良質すぎて重いものや軽すぎて壊れやすいものを選ばないようにじっくり吟味しましょう。

 ランドセルを選ぶ際に最初に選択するもの、それはランドセルの素材です。この素材によっては、金額だけでなく、耐久性や重さ・見かけにも影響してきます。子供のランドセル購入にあって、頭によぎるのはご自分が小学校の頃のランドセルではないでしょうか。高学年になる前に型崩れしてしまったランドセルや、教科書も入れてないのに重いランドセルや、色が剥げてしまったランドセル・・・みっともないと思ったり、不便だと感じたりという思い出はありませんか? また、いかにも高そうなランドセルを背負っている子を羨ましいと思った人もいるでしょう。その問題は、素材から吟味するところから解消されます。
 また、アトピー性皮膚炎などや敏感肌の子供の場合は、塩素系素材などを避け、現在通院中であれば医師に相談すると安心でしょう。
 では、現代ではどんな素材があるでしょうか。特長などを見てみましょう。

クラリーノ
 「ランドセルといえばクラリーノ」というくらいに主流のクラリーノ素材。クラリーノとは人工皮革のことです。抜群の軽さと、雨や汚れに強いところが利点です。汚れてしまっても乾拭きで落ちるというところが、本革と大きく違うところでしょう。
 現在はクラリーノといってもクラリーノFなど種類があり、若干特色が違います。

牛革
 牛革は丈夫で強度が高い素材です。吸湿性に優れていて、クラリーノが人工皮革ならこちらは天然素材。使い込んでいくと味わいが出てくるという長期使用向きです。水に弱いということで防水加工してあることが多いですね。重さは、素材としては重いほうです。

コードバン
 コードバンは「馬の腰(尻)の革」の素材です。もちろん馬一頭につきランドセル2個分くらいしか取れない素材ですから高価です。耐久性に優れ、丈夫で繊維が細かく、美しく艶があります。貴重な素材なので、オールコードバンとはいかずに、かぶせだけに使ったりもします。

 昔からランドセルといえば高級なものは牛革でした。お祝い兼として贈られる場合は、ほとんどが牛革でしたね。昔は牛革と人工皮革では、牛革の味のある高級感に比べて人工皮革は安いビニールっぽく見えたものでした。
 しかし、実際子供が(昔の私ですが)使うと重たい。雨に濡れると薄汚くなり、型崩れして、傷ができやすく、見る見る劣化していきました。一方当時でも人工皮革のランドセルは高学年になっても型崩れがしていませんでしたね。ただし、6年生なのにまるで1年生のランドセルみたいにピカピカだった記憶があります。
 では、天然素材である牛革の本当の利点とは何でしょうか。

本当に牛革はヨレヨレになるか?
 ランドセル売り場に行くと、5個ランドセルがあったら4個はクラリーノで1個は牛革という割合という、クラリーノ主流市場になっています。クラリーノの安くて軽くて雨や型崩れに強いことを考えると、高級感なんてこだわっていられない親の事情が浮かんできます。しかし本当に今の牛革もすぐにヨレヨレになってしまうのでしょうか?
 実際に使用した何人かの子供の牛革ランドセルを見てみると、自分が背負った牛革ランドセルほどヨレヨレではありませんでした。表面をよく見てみると、牛革の表面には保護する仕上げが施されているのです。牛革そのものは元から強度があるので、あとは表面の「仕上げ」で耐久性などに違いが出てくるのです。牛革はこの仕上げがきちんとしていれば、面倒だと言われている手入れも大してしなくても綺麗なままで使っている人が多いですね。「昔よりずっと牛革は丈夫になった」と感じる人が多いようです。
 高学年になるほど、本革は「本物の牛革だな」と分かる風合いが増してきます。こればかりは人工には真似できないもの。子供の成長と共に歩むランドセルになるのです。こういうランドセルだと、卒業しても思い出に残しておきたいと思うでしょう。

鞄屋さんの牛革ランドセル
 量販店などでのランドセルでも牛革はあります。が、牛革を風合い良く、こだわりのランドセルとして作っても良い気がします。何しろランドセルを背負うのは、小学校6年間だけなのです。土屋鞄などの鞄屋さんのランドセルなどは、鞄屋さんらしい素材のこだわり方、職人の技術を詰め込んだ丈夫な縫製。ランドセルの場所によっては、ミシンではなく手縫いで強度を増して美しく仕上げています。また、鞄屋さんの防水加工は逸品で、もちろん水は通さないですし、汚れは水拭きをサッとするだけ。
 背負う子供の身になって作る・・・そんな鞄屋さんのランドセルは、もちろん重量も1000gを少し超えるくらいで、昔よりずっと良く作られています。
 土屋鞄の人気一位は総牛革。一緒に年齢を重ねていける鞄です。

 ランドセルの素材といったら昔は牛革かクラリーノが主流でした。強度や高級感でいうと、牛革が圧倒的に誇っていたものです。しかし今は高級素材というとコードバンです。

コードバンとは
 馬の腰の革、お尻の革です。正確には馬尻革といいます。1頭からはランドセル2個分くらいしか取れないので、希少価値でもあります。天然素材ですから、牛革と同じく風合いがよく、使い込むと味が出てきます。質としては光沢があり美しく、なめらかで繊維が細かいのが特徴ですね。希少価値だけの高級感ではなく、質感としての高級感があります。
 原皮から表面仕上げまで一貫して製作するところは少なく、アメリカのホーウィン社と日本の新喜皮革が有名です。

コードバンの性質と耐久性
 非常に丈夫で、牛革の2〜3倍以上の引き裂き強度があります。伸縮性はありません。硬い表皮にカバーされている繊維が密集する繊維の層で、革を裏側から磨くように削りだします。この作業からまるで革の宝石のようだとも言われています。
 優れた耐久性があるので、紳士靴や鞄、ランドセルなどに多く使用されてきています。この耐久性ですが、手荒く使った場合には靴のバンドなどは切れてしまいます。しかし表面の傷に対する耐久性は、他の革製品と比べ物にならないくらいの強度があります。つまり、コードバンをダイヤモンドに例えると、ハンマーで叩いて砕けることがあるが、カッターなどで傷をつけることは難しいという感じでしょう。ランドセルは一番傷が付きやすい部分、でも目立って欲しくない被せ部分にのみ使用することが多いのです。

オールコードバン
 ズボンのベルトで高級なものはコードバンを使用しています。ランドセルにも被せの部分だけでなくバンドなどにも使いたいところです。
 全てがコードバン素材だとお値段が高くなりますが、お祝いなどで贈る分には、堂々と贈れる一品といえます。

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