レトロで新しい「鞄工房山本」

 「鞄工房山本」はランドセル一筋で大人気です。クラリーノなど軽い人工皮革が好まれる傾向にある中、早いうちに完売が続々出ています。職人が手作業で作る丈夫さや味わいがあるというのも一因ですが、オリジナリティ溢れるデザインも人気の秘密でしょう。ビジュアル的には大人が背負ってみたくなるものまであります。

職人技が光っている

 天然素材の本革を使用した場合、雨などに弱く型崩れや色落ちの原因になるのが悩みどころで、断面にも影響します。それを美しく解消した技術の一つが「コパ塗り」です。主に高級紳士鞄で使われる手法ですが、ランドセルの革の裁断面にも施しました。下塗り・本塗り・仕上げ塗りとあってそれぞれに磨きを入れる手間の入れようです。

 デザインにも職人の心が入っています。かぶせには他にはないオリジナルなデザインが施されています。女の子に人気なのはコスモスのモチーフ。真ん中にはキラキラの反射鋲が入っています。アーガイル模様はスクールファッションでは定番ですが、小学生に用いることによって高学年になっても飽きずに使えるでしょう。花柄モチーフは、大きな花を革で抜いたものをかぶせに縫い付けています。技術があるからこその大胆な模様ですね。ヌメ革のバックパッチはカジュアルジーンズを想像させる格好よさがあります。大人でも欲しくなりそうです。

 こんなに凝っているのに、専門店にしてはリーズナブルな値段も人気の一つです。

素材が面白い!

 各メーカー、ランドセルの素材も、表面も、大体そんなに突拍子もないものは出てこないですね。表面も艶ありか艶なし程度の感覚でしょうか。ところが鞄工房山本では「デニム調牛革」が登場。一見デニムですが、天然素材の牛革です。牛革表面にデニムをイメージした加工をしていて、他の牛革と同様撥水や対傷加工もされています。上品なカジュアルという感じでしょうか。おしゃれな親子ならば嬉しい一品です。

 また、コードバンの色もオリジナルがあります。コードバンは元々馬の腰の革で希少性が高いのですが、それに茶色とキャメルの色を使用しました。各メーカー茶色はわりと人気が高いのですが、コードバンの茶色とあれば上品さが違うでしょう。

機能は子供に優しく

 背中側にはU型カットデザインになっていて、弾力のある2種類のウレタンフォームを入れています。ウレタンが衝撃を吸収するので、ランドセルを背負った時の負担が軽くなります。肩ベルトは背負いやすさはもちろんですが、「一枚立体裁断」という方法を取っています。一番加重が掛かるところですから、繋ぎ合わせたものよりも耐久性に優れています。また背負った時の負担を軽減するために2種類のクッション材を使用しています。通気性が良いソフト牛革を裏地にして、快適に背負えるようにしています。

 金具等も怪我の原因にならないよう安全対策されていますし、防犯ブザーを肩ベルトにつける時には右利きの人には左肩ベルト、左利きの人には連絡すると右側肩ベルトにつけてくれます。
肩ベルトの金具が左右にスライドするので、冬に厚着をした時も窮屈にならずに背負うことができます。

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