職人の思いがこもる土屋鞄

 ランドセル=学校へ行く時の鞄、という位置づけで考えると「鞄のことは鞄職人に聞け」ということになります。革鞄の職人が手作りした本物を手にして育つということにもなりますね。店舗が東京に集中しているので、首都圏での人気が高いですが、神奈川や静岡・長野・愛知・京都や福岡にも店舗を持っています。価格は量販店モデルなどの倍近いモデルもあります。が、デザインと製法・職人の手作りということを考えると、そう高くはないという見方もあります。

素材とデザイン

 扱っている素材は牛革・コードバン・クラリーノ・ヌメ革です。鞄職人のお店ならば総天然かと思いきや、クラリーノも扱っているところが幅を見せています。しかしさすがに天然素材には検品から力を入れていて、元は生き物とあって虫刺されくらいはあるのでしょうが、状態が良いところだけを裁断して吟味して作られています。クラリーノも、なぜ扱っているのかと思ったら、小柄で華奢な子供や、長距離を歩かなければいけない子供に負担にならないよう軽量化したものを用意しているのです。ただこだわるのではなく、子供のことを考えているのです。

 デザインは全ていたってシンプルです。全く無駄のないデザインは、高学年になっても普通に使えるベーシックな形。色は何十色とはいきませんが、バリエーションがあります。もちろん流行に左右されない、どちらかというとレトロな路線のイメージですね。

 子供の意見のみでランドセルを選ぶと、どうしても流行の形になりますが、よくあることが高学年になってから「ハートやキラキラのランドセルなんて恥しい」という子供が出てくるということです。現代の子供が早く思春期を迎える傾向にあるのも原因かもしれませんね。

機能と使い心地

 各ランドセルメーカー、どこも子供の身体の負担を少なくするような機能を出してきています。土屋鞄も背あてと肩ベルトの両方から身体を包み込むような設計にしています。

 ランドセルはずっと使い続けると、クッションの柔らかさがなくなったり、多少なりとも型崩れをおこしたりします。しかし土屋鞄は背中のクッションにあたるところを2種類のウレタンを使ってふっくらと、そしてぴたっとフィットするようにしています。フィットするということは、ずれないということでもありますね。U字型の背あては適度なくぼみがあって通気性も良くなっています。背あての形はランドセルを47年作り続けてきた最良の形だそうです。

 肩ベルト付け根にはスライド式のパーツを使用しています。体型・動きに合わせて可動するようになっていて、ランドセルの着脱をサポートしてくれます。また、この肩ベルトは背あてと同じく2層の弾力あるクッション構造になっています。子供の肩に優しく沿うように作られています。

 ランドセルのかぶせの角などはよくぶつけて剥げてしまうことが多いですが、角を包むように補強されています。

6年間サポートとプレゼント

 6年間修理対応をしています。修理の際は代替ランドセルをお願いすることもできます。が、ここでポイントは「無料保証」ではないところです。丈夫で雨にも傷にも強いのですが、修理しないように扱うのが最善ですね。

 また、ランドセルと一緒にプレゼントできるようオリジナル絵本がついてきます。

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