ランドセルは壊れる?

 「ランドセルは壊れるか?」耐久性抜群のランドセルを大切に扱っていれば、あるいは壊れないかもしれません。しかし、小学生はまだまだ大切に使っていくということが難しいでしょう。親からすれば思いがけない扱いをして、壊してしまうこともありますし、自分が大切に使っていても、お友達などがいたずらして壊しちゃったという場合もあります。

 一番は、多少乱暴に扱っても壊れない丈夫なものを選ぶことです。

ランドセルが壊れる部分−背カン

 ランドセルで一番壊れる部分、それは「背カン」と「背負い紐(ベルト)」です。ここがかなり丈夫であれば安心ですが、6年間という長さですから、色々な場面や季節にさらされて疲弊していくでしょう

背カンが壊れると、もちろんランドセルは背負うことができません。修理には日数がある程度かかるところでもあります。最近、この部分の修理が多いのは、プラスチック製の背カンが多いせいです。動きが滑らかで安価で良いのですが、金属のほうがもちろん丈夫です。革を巻いて仕上げているのですが、修理はこのほうが早いようです。また、動く背カンが主流になっていますが、動く=磨耗する(耐久性)ということになります。シンプルな背カンが一番壊れにくいのです。

 構造的には、シンプルもそうですが、三角の金属カンが望ましいです。

ランドセルの肩ベルトの損傷

 二つ目に肩ベルトの取り付けが丁寧なものを選びましょう。職人さんの手作りであった場合には、ここが壊れやすいということが分かっているだけに、ちゃんと手間をかけています。鋲止めだけでなく、手縫いで補強がされているものが好ましいですね。というのは、鋲が取れてしまった場合に、手縫いの部分があるととりあえず背負うことができるからです。これは実は鋲をただ打つだけよりも時間がかかる作業ですが、職人が作るランドセルならば使う人のことを考えて縫われているはずです。

 肩ベルトはちょっと堅いくらいがよいでしょう。柔軟性と強度耐久性を備えたような素材であるならばよいのですが、そうではない場合、最初は心地よく背負えるものの後々紐がよれてきて、あげくは切れてしまうことがあります。堅めのしっかりした肩ベルトを選んでも、使い始めると柔らかくなるので、最初から薄くて柔らかいものではなくてよいのです。

オートロック錠前のデメリット

 今のランドセルは子供が使いやすいように、安全に不便なく使えるように工夫されています。その1つにオートロックの錠前があります。昔の子供はよく締め忘れて、お辞儀をしたとたんにランドセルの中身をばら撒いちゃったなんてこともありました。よく開発されたものだと感心します。

 ですが、このすごく便利なオートロックも壊れないということはありません。自動で回るヘッドが抜けるとか、調整できるスライド錠が固定できなくなったとかは良くあるようです。ランドセルの中に色々ギューギュー詰め込んでフタをするので、力も多少かかるので壊れやすいというわけなのです。

 シンプルな手動式の錠前は、こうした機能がない分故障は少なくなります。

シンプルが一番

 「壊れないランドセル」という点に焦点をあてると、これはもうシンプルな造りでしっかりした職人さんに作っていただくのが一番ということになります。手間隙をかけ、素材を吟味し、使う子供の身になって作ってくれたものが一番です。現在は海外の工場でマニュアルに沿って作られたランドセルが多いようですが、比べてしまうと差が出てしまうでしょう。

 背カン・肩ベルト・錠前は毎日使う機能で、無いとランドセルが使えない重要機能です。便利だというだけで飛びつかずに、よく吟味して、なるべく修理がないようにしたいものです。

カテゴリ