最高級素材「コードバン」

 ランドセルの素材といったら昔は牛革かクラリーノが主流でした。強度や高級感でいうと、牛革が圧倒的に誇っていたものです。しかし今は高級素材というとコードバンです。

コードバンとは
 馬の腰の革、お尻の革です。正確には馬尻革といいます。1頭からはランドセル2個分くらいしか取れないので、希少価値でもあります。天然素材ですから、牛革と同じく風合いがよく、使い込むと味が出てきます。質としては光沢があり美しく、なめらかで繊維が細かいのが特徴ですね。希少価値だけの高級感ではなく、質感としての高級感があります。
 原皮から表面仕上げまで一貫して製作するところは少なく、アメリカのホーウィン社と日本の新喜皮革が有名です。

コードバンの性質と耐久性
 非常に丈夫で、牛革の2〜3倍以上の引き裂き強度があります。伸縮性はありません。硬い表皮にカバーされている繊維が密集する繊維の層で、革を裏側から磨くように削りだします。この作業からまるで革の宝石のようだとも言われています。
 優れた耐久性があるので、紳士靴や鞄、ランドセルなどに多く使用されてきています。この耐久性ですが、手荒く使った場合には靴のバンドなどは切れてしまいます。しかし表面の傷に対する耐久性は、他の革製品と比べ物にならないくらいの強度があります。つまり、コードバンをダイヤモンドに例えると、ハンマーで叩いて砕けることがあるが、カッターなどで傷をつけることは難しいという感じでしょう。ランドセルは一番傷が付きやすい部分、でも目立って欲しくない被せ部分にのみ使用することが多いのです。

オールコードバン
 ズボンのベルトで高級なものはコードバンを使用しています。ランドセルにも被せの部分だけでなくバンドなどにも使いたいところです。
 全てがコードバン素材だとお値段が高くなりますが、お祝いなどで贈る分には、堂々と贈れる一品といえます。

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