丈夫さ&耐久性

 乱暴に扱ったつもりがなくても、昔のランドセルは傷みが激しかったですね。それもそのはず、6年間も毎日使うのですから、消耗は当たり前ではあるのです。しかし、六年生になる頃に重みと風雨にさらされてボロボロでは、お年頃を迎える頃でもあるのでちょっと考えもの。耐久性は、六年間気持ちよく使うために必須事項なのです。

 

耐久性を高める工夫いろいろ−内側

 一口に耐久性といっても、ただ単に素材や縫製を丈夫にするということだけではありません。ランドセルメーカー各社が知恵を搾って工夫するところでもあります。まずは内張りを見てみましょう。

 セイバンやフィットちゃんなどによく見られる「内張り」。内側の皮素材などがむき出しではなく、可愛らしい柄などの生地で保護されています。一見オシャレな演出に見えますが、実は中身の教科書等を守る目的と、ランドセルを傷つけない目的があります。セイバンはPETコーティングされていて、雨などが当たった際に教科書を湿気や色移りから守ってくれます。フィットちゃんもそうですが、拭いて汚れを落とせるという利点もあります。湿気は型崩れの原因にもなりますし、素材の劣化も早めます。また、汚れはふき取ることができないと、6年間蓄積することになってしまいます。

  耐久性において、内側では取り出し口などを補強するところがあります。教材を出し入れする際に一番当たって消耗するところです。型崩れの原因にもなるので、内側の耐久性対策としては有効でしょう。マチ部分も三方向からガードするメーカーもあります。縫い目を二重にしたり、テープ補強がされていたりします。

 選ぶ際にランドセルの中身をチェックする時には、実際にどのような補強をしているかを見てみましょう。

 

耐久性・外側部分

 耐久性を邪魔するもの、それは風雨と衝撃です。一年生の時にはランドセルに黄色いカバーをする学校が多いですが、それ以降はむき出しのまま背負って登校しています。傘は差すものの、ランドセルは若干濡れてしまうことが多いですよね。衝撃や力によってランドセルの外側素材に傷がつくと、そこから雨が浸みてしまって型崩れや本来の耐久性にもヒビが入ります。

 衝撃に関しては、ランドセルを置いたりした時に衝撃を受けたり擦れたりする四隅を補強したりしています。へりの補強は耐久性を保つためには基本でしょう。外側をチェックする際には、デザイン等もそうですが、四隅がきちんと補強されているかを見てみましょう。

 その上で外側は素材にこだわります。撥水加工したクラリーノエフなどは、雨に強いのでお勧めです。もちろん普通の素材より加工が多く施されているものは耐久性にはすぐれていますが、定価が多少高くなります。もっともランドセルを買って背負うのは一生に一度小学生時代だけです。6年分の耐久性を購入するのだと思えば、そう高く感じないかもしれません。


パーツが丈夫、プラスチックは要注意
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 次に重要なのは「丈夫さ」です。子供たちが苛酷な扱い方の中6年間も使用されるランドセルですので、壊れることなく・出来ればつぶれたりせずキレイなままであってほしい物です。耐久性の高い素材はもちろん、縫い方など細部の作りがしっかしして、各部のパーツ久性が高いものが良いでしょう。
 見分けが難しいのですが、プラスチックパーツは壊れやすいものが多いので、もしプラスチックパーツを使っている場合は十分に強度のあるプラスチック素材であるか確認した方がよいでしょう。


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背カン
ランドセルで一番よく壊れる部分は、肩ベルトと本体をつなぐ背カンと呼ばれる部分です。最近は左右に動くタイプが増えてきていますが、厚みが薄かったり、弱いプラスチック素材だったりすると、強い力が加わった時に壊れてしまいます。



大マチ
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ランドセルの横(厚み)の部分を大マチと呼ぶのですが、この部分にしっかりと芯材が入っていてつぶれない丈夫な構造になっていないと、子供たちが乗ったりした時にペッタンコのランドセルになってしまいます。安いものでは大マチの芯材が段ボールだったりしますが、丈夫なものでは樹脂製の形状記憶素材が使われ、つぶれにくく、もしつぶれても元の戻る作りになっているようです。

縫い目
ランドセルの寿命を左右する大きなポイントである縫い目はしっかり確認した方がよいでしょう。ランドセルが擦れた際に切れないよう、少しへこんだ位置にあるか?、力が加わる部分は2重縫いになっているか?太い糸でしっかり縫われているか?などを確認しましょう。

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